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万年筆 インク


万年筆のインク、一体どうやって中に入れるんでしょうね?なんて問いかけは万年筆入門者の人以外には大変失礼な言い方になるかもしれませんが、万年筆持ったことない人は本当に知らないのです。というわけでその人向けに書きます。


万年筆のインクの充填方式は3つに大別されます。まずはスポイト式(吸入式)そしてカートリッジ式、最後にコンバーター式です。その中で一番便利なのは最後のコンバーター式です。カートリッジと同じように取り外し可能なコンバータと呼ばれる吸入機を装着するものです。そのコンバーターを使ってスポイト式(吸入式)のように直接ペン先からインクを入れることができるし、コンバーターを外してカートリッジを装着することもできる。前の2つの利点を両方持っている方式です。


私見としてはコンバーター式がなにより一番です。それというのもあの万年筆のインクボトル。あれが何か郷愁を誘うというか、所有していていい感じになるというか、ようするにインクボトルも使いたいからです。それでいて携帯に便利なカートリッジも使える。ん~なかなか考えられています。
 

インクボトルというと、大昔の万年筆は吸入装置がついていませんでしたから、インクボトルを傍らに置き、そこにペン先を漬けては書き、浸けては書き(漬け?浸け?どっちの漢字を使うんだろう)して文字をしたためていました。そういったイメージからなにかなつかしい安心感が感じられます。
 

また各メーカーが出しているインクボトルにもそれぞれ特徴があり、凝りだすとキリがありません。有名どころではモンブランのブーツみたいな形状のインクボトル。最近モデルチェンジした模様ですが、基本ブーツです。そしてお値段の方もモンブランらしく他のメーカーから頭一つそびえ立ってます。


 ペリカン、パーカーはいかにもインクボトルッて感じで、ウォーターマンはちょっと六角形ポイ形。そしてラミーは単純な円筒形なんですがなんか現代風。それぞれのメーカーの万年筆のイメージをなぞりつつインクボトルもデザインされています。


そうそう、国内三大万年筆メーカー、パイロット、プラチナ、セーラーも負けていませんよ。色に拘るニッポンのメーカーらしい商品展開をしています。
 
 
 
 

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